天皇陛下献上用 峠の釜めし
天皇陛下にもご愛顧いただいた峠の釜めし
昭和33年、富山で開催された国体へ昭和天皇が行幸の際、横川駅にて宮内庁より峠の釜めしの積み込みのご用命を賜りました。その際に、昭和天皇陛下の為だけに、特別にお作りしたものです。
こちらの釜めしは、通常の峠の釜めしの器とは違う益子焼の特別製の器を用いるとともに、中の具材についても特別仕様に変更してあります。特に大きな変更点として、炊き込みご飯は、利尻産の昆布と干し貝柱の出汁を加えて炊き上げるとともに、椎茸を松茸に替え、彩りにグリンピースの代わりにさやいんげんで飾りつけています。また香の物のお皿、お椀、茶瓶も釜同様の文様の特別製を用いて、極上のメロンとイチゴを献上させて頂きました。
以来、峠の釜めしは皇室の方々にも大変ご愛顧いただき、上皇陛下のご時世にあっても、こちらの釜めしのご用命を賜りました。